株式投資をするにあたって、順張りか逆張りのどちらが良いのかと考えたことはないだろうか。
これはトレーダーによって手法は様々なんだけど、順張りが得意なトレーダーもいれば逆張りばかりするトレーダーもいる。
順張りか逆張りかなんて簡単に考えられるのはあくまでデイトレーダーだけであって、今回は難しい話しはなしにして、デイトレード初心者の方に参考にしてもらえるように順張りか逆張りか、そのどちらが良いのかということに対して、僕なりの考え方を述べたいと思う。
まず、僕自身がどちらなのかというと、以前の僕は中長期的には順張りだけど短期目線では逆張りだった。
これはちょと意味解らないと思うんで説明すると、株価が数年にかけて上昇傾向にあり、業績自体も好調というものを、短期的に下落してきたところで狙って買いポジションを取る。そういったイメージだ。
例えば下のチャートで言うと、矢印で指したところ


要は押し目買いってやつね。
そういう運用の仕方をしていた。
していたというのは、これは以前、中長期運用していたころの話で、僕は今、システムを使ったデイトレーダーに転身したからこの限りではないんだけど、それでも基本的な考え方は順張りでシステムを作っている。
以前と少し違うのは、以前は短期的には逆張りというスタイルだったのが、更に短期でありながら順張りをしているというところだ。
何故なら、デイトレードの場合は限られた時間内に利益を抜かなくちゃいけないから、いつ反転するか解らない逆張りより、順張りの方が早いし勝率が高いと推測されるからだ。
さらに言うと、スキャルピングの基本は順張りだ。
そして僕は、スキャルピングが一番勝率が高い手法だと思っているんで、僕の場合は勝率を75%程度に維持するという作戦だから順張りでのエントリーになるようなシステムにしている。
但し、これはあくまで僕が得意な銘柄群にはそれが効果的というだけの話で、絶対に順張りが良いと言っているわけではない。
以前、僕がデイトレーダーに転身したときの話でもしたように、僕は激しく動く材料株が苦手だったのは、もしかしたら順張りには適さない銘柄だったのかもしれない。
つまり、銘柄によって手法を使い分けるというのも考えられるんだけど、僕は、それはお勧めはしない。何故なら、初心者のデイトレーダーが瞬時にどちらの手法が良いのかを見極めるのは極めて難しいからだ。
難しいというのは、
今日は順張り
明日は逆張り
これは順張りかなぁー
みたいな、そんな曖昧な判断では勝率や収支を安定させることは出来ないからだ。
それと同様に、僕が大体、
決まった銘柄を監視して
決まった銘柄をトレードする
このやり方が勝率と収支を安定させる大きな理由の一つになっていると思う。
何故ならその銘柄の特徴をつかんだ買いか、売りかを判定する明確な基準があるからだ。
もちろん、その判定は100発100中ではない、当たり前だけど。
それでも75%前後の勝率が約6ヶ月(検証中含む)以上も続いているということは、行き当たりばったりで適当に買いや売りを判断するよりも確実に的中率が高いことを意味しているのではないだろうか。
今日のまとめ
順張りか逆張りのどちらが良いというよりは、自分が好きな方を選択し、そしてその手法が適していると思われる銘柄を探すことが、勝率や収支を安定させることにつながるというのが僕の考えだ。
そしてそれをきちんとルール化したシステムトレードにするのが良いと思うし、実際、僕はそうしている。