今日は久し振りにエントリー条件が発生しなかった日だったので、休むも相場について、僕なりの考えを述べてみたいと思う。
「休むも相場」とは
野村證券の証券用語解説集によると、
株式相場の世界では、先人が、その経験を基にして、さまざまな格言を残している。休むも相場は、そのうちの一つである。
「年中、株式売買を繰り返していると、客観的に全体の相場が見えなくなりがちで、大きな落とし穴にはまることがあるので、冷静に相場を見つめるように」と戒めたのが、この言葉である。
要は一息入れろってことだね。
しかし、そうは言ってもどのタイミングで休むのかというのが気になるところじゃないかと思うので、今回は僕の場合についてお話しするので参考にしてもらいたい。
僕がトレードを休む場合は以下の通りだ。
1. どうしても用事があってエントリー出来ない場合(妻が代行してくれる)
2. 旅行に行ってる場合
3. システムでエントリー条件が発生しなかった場合
1と2については特に説明は必要ないと思うんので
今回は3についてのお話しなんだけど、
システムでエントリー条件が発生しなかった場合について
僕のシステムはエントリー条件が発生しない日というのは大体、毎月4日前後ある。
その理由は、僕のシステムは買いか売りかの2択ではなく、
買いの勝率が高いゾーン
売りの勝率が高いゾーン
中間のノイズ的ゾーン
3択での判定になっているからだ。
もちろん、それから更に色んな判定条件もあるんだけど、まずはその3択で判定する仕様になっている。
適当に休んでみるのではなく、休むのもルール通り。
しかし、中には、自分がエントリー出来なかった言い訳に「休むも相場」とチャットやツイッターに投稿しているトレーダーもいるようだ。
例えばよくあるのが、自分がロスカットした株価より高くなった株を買い直す勇気がない場合などだ。
特に、稼げてないデイトレーダーの場合、都合の良い言い訳に格言を用いることが多いというのも、僕が感じている特徴の一つだ。
確かに「休むも相場」というのは僕もとても大事なことなのだけど、僕は、休んだら稼ぐチャンスが減るという気持ちの方が強い。
だから僕にとっては「休む」という戦術は、特に負けた日の翌日なんかはとても苦痛なものなのだ。
だからといって、やみくもにエントリーを繰り返すというのも良い結果にはつながらない。
以前の僕は超せっかちだったので、エントリーしていないと気が済まなかったのが、システムトレードに切り替えてからは条件が発生した場合にだけエントリーをするというルールを設けて、それをコントールすることが出来るようになった。
少し具体的な話をすると、勝率が一定の確率に達しない条件の場合はエントリーしないということになっているんだけど、裁量トレードをやっている人ならば、ジンクス的な条件にしてもある程度の効果はあるかもしれない。
雨の日はトレードしないとかね。
但し、これは僕みたいなシステムトレードをしている人には全く効果がない。
何故なら、僕のシステムは過去のデータを統計的に分析したものなんで、天気とは相関性が無いと判断されるからだ。
天気によって人の感覚は影響されることは多いんで、感覚でトレードをしている人にとっては、天気とトレードの成績にはある程度の相関性が認められるなんてこともなくはないだろう。
そういう場合も、僕ならトレードの成績表に天気や湿度、気温なんかも一緒に付けておいて、エクセルを使って晴れの日の勝率とか分析してみたりもすると思う。
その結果、やはり相関性は低かったとなるかもしれないし、ある程度の相関性があると認められるかもしれない。
とにかく、初心者ほど、どーでもよさそうな事まで徹底的に分析してみるといい。
そうやって休むも相場を言い訳に使うのではなく戦術の一つに出来るようになると、またトレーダーとしてのレベルが上がるはずだ。