人は一度規律を破ると、次からは簡単に破るようになるものだ。

デイトレーダーは特にチャートを見て、自分の好きな形になったらエントリーをしている人が多いと思うんだけど、問題はその精度だ。

 

勝てないデイトレーダーは、大体こんな感じという感覚でエントリーをしているんだと思う。

 

例えば、チャート信者がよく言っているのがダブルボトムだったり三尊だったりと、典型的な買いポイントや売りポイントみたいなものがあるんだけど、ハッキリ言って、そんなもんで簡単に勝てるようになるんなら損する投資家はいない。

もちろん、そのパターンが典型的な買いポイントや売りポイントとされるのは、多くのトレーダーが実際にそのポイントでエントリーをしているだろうし、そこそこ成功したという経験をしているからなんだろうけど、僕からすると、そんなもんを頼りにトレードをしているなんて、勝つ気ないんじゃないのかなとさえ思う。

 

何故なら、じゃあ、そのポイントの勝率は何パーセントだ?と聞いて、答えられるトレーダーは誰もいないはずだからだ。

 

勝率が解らないエントリーをしたとすると、いくら以上抜いたら良いのかも解らないし、いくらでロスカットを入れたら良いのかも解らない。

 

勝率が解らなければ損益分岐点となる利益や損切りの幅が設定出来ない。

 

それだけではなくて、勝率が100%でない限りは、同じことを繰り返していかなければならない。

 

例えば勝率が60%であれば、運悪く4回くらい連続で負けてしまうことも珍しくはないだろうし、その時にいくらでロスカットをしておけば残り6回のトレードでプラスに持っていけるのかを算出することも出来ない。

 

勝率60%のものであれば6勝4敗で尚且つプラス収支にならなければならない。

 

その場合、利確10円、損切り10円でも6勝4敗なら+20円になるからそれは良いんだけど、それでも多くのトレーダーが負け続けているというのは、

恐らくだけど利確10円に対して損切り20円みたいな感じになって、

 

6勝×10円=60円<4敗×20円=80円

 

という感じになっているんじゃないかな。

 

もちろん、その逆パターンもあって、

例えば勝率が40%だったとしても、利確20円、損切り10円とかに設定していれば

 

4勝×20円=80円>6敗×10円=60円

 

+20円の勝ちとなるんだけど、実はこれは初心者にはとても難しいことだと思う。

 

特に初心者のトレーダーは利確が速すぎ、ロスカットが遅すぎるという傾向が強い。

 

これもマーケットの魔術師に記されていたことなんだけど、一般的に利益は人を弱くするという典型的なパターンだ。

 

僕のシステムトレードは、自分のシステムの勝率に見合った利益と損切りの幅を算出しているんで、理論上はエントリーすればするほど利益が積み上がるというものに仕上げている。

以下のグラフは、僕の実際の6月1日から本日までの推移を示したグラフだ。

その代わり、利確ポイントにほんの数円届かず反落してしまって逆にロスカットになったなんてこともある。

 

そんなとき、正直、悔しい気持ちにはなるんだけど、じゃあ、例えば次のケースだとどうするべきなのか。

 

例)株価1000円で新規買い1000株をし、指値1020円、ロスカット980円にしたとする

株価は買った直後に1018円まで値上がりしたが、そこで少しもみ合った後に反落して980円でロスカットとなった。

 

1.もみ合ってる時に指値を2円下げて1018円で利確しておくべきだった。

 

2.株価が反落し始めた時に指値を下げて、少しでも利確しておくべきだった。

 

3.柔軟な対応をせず、あくまでシステム通りに従ってロスカットになった。

 

僕の答えは当然3だ。

 

もしもここで1や2の行動を起こしてしまうと、これはとんでもない大きな損失に繋がる。

その理由は、この先何万回ものトレードを繰り返していくわけだから、ここでたった1度の例外を作ってしまうと、この先のトレード全てに例外をしてしまう危険性が高くなるわけだ。

 

僕が今使っているシステムは、今回のようにほんの2円届かなかったとしても、同じトレードをし続ければ収支は理論上プラスになるというものだからだ。

 

しかし、1回くらい良いんじゃないかと思われるかもしれないが、前にも言ったけど、人は一度規律を破ると、次からは簡単に破るようになるものだ。

少し話が逸れてしまったが、要はチャート信者であったとしても、自分がエントリーをしたくなる形っていうか、ポイントを可能な限り過去のデータから見つけ出して、先ずはその

 

勝率というか信頼性が何パーセントくらいあるのかというのは最低でも調べておくべきだ。

 

初心者の勝てないトレーダーというのは感覚という曖昧な要素が大き過ぎる。

 

もちろん、今日、僕が言っていることはとても手間がかかって面倒臭いことだ。

しかし多くの勝ち続けているトレーダーというのは、そういう誰もやりたがらない面倒臭い検証をコツコツとやり続けているから素晴らしい成績叩き出すことが出来るのではないだろうか。

 

僕は自分でちゃんと検証してみるまでは、一般的に買いのサインとか売りのサインとされているものでさえ信用しない。

 

極端な話、ゴールデン・クロスが出たとしても、僕のシステムが売り判定なら僕は躊躇なく売る。

 

そのくらい僕は自分の検証結果に自信を持っているということだ。

 

初心者のトレーダーは、そういう自信のあるトレードが出来ていないというのも勝てない理由の一つだと思う。

 

是非、参考にしてみて欲しい。


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