僕は今から約17年ほど前に株式投資でコテンパンにやられて強制退場させられたことがある。
その時の負けは、多分、500万円くらい。ちょっと詳しくは忘れてしまったんだけど、とにかく当時の僕にとっては人生最大のピンチというレベルでやられてしまった。
今回は、なぜそんなことになってしまったのか、その頃の僕と今の僕は何が違うのかについて色々お話ししてみようと思う。
以前の僕は低位株ばかり狙っていた
先ず、一番違うことと言えば、以前の僕は低位株ばかり狙っていたことだ。
理由は、少ない投資資金で大きな値上がりが狙えるという、ホントにギャンブル要素の高い素人的な考え方だった。
今は全くの逆で、東証一部の中でも大型株しか扱っていないんだけど、その理由は若い頃に低位株で大失敗した経験があるからだ。
他にも、以前の僕はナンピンをよくしていたんだけど、今は一切やらない。
その理由はここで説明しているんで参考に
株式投資をナメていた過去

あと、株式投資に対する向き合い方というか気持ちの部分が以前とは全然違う。例えば、以前の僕は今の僕から見れば負けて当然というホントに株式投資をナメていたとしか思えない感じだ。
もうそれは例を挙げればキリがないんだけど、殆ど、このブログのテーマ的に毎回記事にしているような内容だ。
極端な話、今の僕はマーケットの魔術師に登場する凄腕のトレーダーに憧れて、彼らのようになりたい!少しでも彼らに近づきたい!と日々、トレードに励んでいるんだけど、以前の僕はその真逆を行っていた。
それに投資の手法についても、今の僕は過去のデータを分析したシステムトレードを主体としているが、以前の僕は裁量トレードというより、適当トレードというレベルのものだった気がする。
もちろん、当時の僕なりにチャート分析を行ってというのはあったんだけど、でも、正直、安くなったという理由だけで買ったり、そろそろ高いんじゃないかなーという感覚で売買を行っていた。
その結果、ロスカットが遅れて大きな損失を出したりすることも珍しくなかった。そろそろ反発するはずだ!ここが底だ!これ以上下がるはずがない!など、典型的な負けトレーダーの要素の全てを持っていたと思う。
投資に対する3つの変化

ざっくりと言えばこんな感じで、
・扱っている銘柄
・投資に対する向き合い方
・投資手法
3つが大きく変わった。
その中でも僕が一番重視しているのは、やっぱり投資に対する向き合い方だ。結局のところ、株式投資をナメていたらシステムを作るにしても大したものは出来ないからだ。
過去のデータを徹底的に検証しまくった

何故なら、システムを作る為には過去のデータを分析する必要があるんだけど、それってめちゃくちゃ面倒臭い地道な作業だから途中で嫌になったりすることもある。
例えば1ヶ月のデータを検証できる人が100人いたとしたら、3ヶ月のデータを検証できる人は10人にまで減ったり、更に6ヶ月のデータを検証できる人は2人か3人と、そんな感じにどんどん減ってくる。
そしてその最後の1人しか検証できないレベルまで検証していくと、誰も気が付かないような意外な検証結果を手に入れることが出来るし、誰も作れないようなシステムを作ることが出来るものだ。
これはもう株式投資に本気で取り組んだ人しかできない。
自分が検証した結果に絶対の自信を持って臨んでいる

だから僕は、三尊だのダブルボトムだの、或いは指標を使った手抜きのトレードは絶対にしないし、そういうトレーダーには負ける気がしない。
何故なら、僕はそういうトレーダーよりも先にエントリーする自信があるし、先に利確したりロスカットをする自信もあるからだ。
これは正直言って、僕のめちゃくちゃ強い武器だと思っている。
どうしてそんなことが出来るのかというと、僕は僕が検証した結果を担保に、ここだ!という強い信念をもってトレードすることが出来るからだ。
そういうやり方というか、考え方はトレードの世界だけではなく、僕は生き方そのものだと思う。人生にしたって、人から教えられてその通りにすれば成功するとは限らない。というか、絶対に無理だ。何故なら、自分の経験に勝る教えなんてのは絶対に存在しないからだ。
もちろん、先達からの教えというのはとても勉強になるし参考やヒントにもなる。実際、僕はマーケットの魔術師をしっかり学んで今の僕になれたわけだ。
聞いただけではダメ、自分で経験するまでは聞いただけでは何の役にも立たないと思うべきだ。
僕は他人から聞いた受け売りでものを言ってるわけではなく、全部、僕自身が経験したことを話している。だから僕の言うこと全部ではなくても、参考になりそうなところだけ参考にして頂ければ幸いだ。