僕がカローラを買った理由

僕は若い頃、と言うかほんの数年前くらいまで車が大好きで、大学生の頃、一番最初に買った車はトヨタクラウン2.8Gの中古車だった。

 

それから3.0のクラウン、日産レパードtwin turbo、日産グロリアブロアム、日産シーマと中古ながらVIPを乗り継いでいた。

 

そしてお金が一番無かった頃、サラリーマンをやめて個人事業主として「せどり」をやってた頃にタダで譲ってもらった日産キューブに乗ってた時期があったんだけど、経済的に余裕が出てくるとまた、BMW320i、BMW335カブリオレ、最後に新車でレクサスRC350Fスポーツとめちゃくちゃ車にお金を突っ込んできたくらい、車が大好きだった。

 

大好きだったと言うのは、レクサスに5年くらい乗ったときのことだったんだけど、実はその頃に投資の頭打ちだったというか、なかなか思ったような収益を上げることが出来なくなった時期があった。

 

その頃の最大利益は、確か年間で300万か400万か・・・その程度だったと思う。

 

 

もちろん、会社経営してるんで年収は最大で1,400万くらいは取っていたんだけど、業績が悪化すると当然、僕の収入も下がる。

 

僕がお金を稼げるようになったキッカケの一つをシェアしておくと、所得の低い人は時給を意識すると思うんだけど、それより少し収入が増えると次に月収がいくらかを意識し始める。

 

そして更に収入が増えると、俺の年収はいくらだぜ!みたいなマウンティングをし始める。

 

ホントは年収なんていくらでも良くて、大事なのは純資産だ。

 

ハッキリ言って今考えると超恥ずかしいけど、僕も年収1,000万くらいで天狗になってたおバカな時期もあった。

 

しかし、手元にお金が残ることは殆どなかった。

 

何故なら、見栄を張りまくっていたからだ。そして薄々、感じ始めたことがあった。

 

これは当時、妻にも言ったことなんだけど、「俺はレクサスを売ったら大金を稼げるようになる気がする」と。

 

これが何を意味していたのかというと、見栄を張るお金の遣い方を止めるということだ。

 

正直、レクサスを売ることには物凄く抵抗があったのも事実だ。

 

何故なら、僕は車が大好きだというのもあったけど、やはりレクサスに乗ってると目立ってしまう。

テレビでは「レクサス」と書いて「サクセス」とか言われるくらいだし、レクサスを売る=落ちぶれるという印象を持っていた。

 

それでも僕は、ついにレクサスを手放すことが出来た。

 

その時、僕が何を考えていたのかというと、「このくらいの車に執着してるようじゃあダメだ。欲しけりゃ買い直したらええだけや!そのくらい稼ぐ自信が無いなら、レクサスなんか乗る資格無いわ!」と自分に言い聞かせた。

 

それから2年くらい経った今では、レクサスのLSだろうがLCだろうが、今すぐ買おうと思えばいつでも買えるくらいにはなっている。

 

しかし、そうなってしまうとレクサスに全く興味がなくなってしまった。

 

それどころか、欲しいものが新しいマンションだったりホノルルのコンドミニアムだったりと、一桁上のものが欲しくて欲しくてたまらなくなってしまった。

 

多分、人間というのはいつでも手に入るものはそんなに欲しくはならずに、少し手が届かないくらいのものもが欲しくなるんだと思う。

 

だから僕は車も出来るだけ安全で、安価で、家族が満足して乗れる車を探してきた。

 

 

これはディーラーに行った時に僕が営業さんに伝えた希望なんだけど「あんまり走らなくても良いから、出来るだけ安全で、家族がそこそこゆったり乗れて、自転車を買い換えるような軽い気持ちでいつでも買い換えることが出来る車が欲しい」と伝えた。

 

そして勧められたのがカローラセダンだ

 

昔はカローラなんて馬鹿にしていたけど、今ではこの車にとても満足している。

何故なら、安全で、安価で、ランニングコストも安くて、最新の機能も備わっている。

それにマンションの管理人さんが、「すごく気になっているですけど、何て車ですか?キレイな車ですね」と言ってくれたりもした。

 

つまり、あんまり車に詳しくない人にとっては、カローラもレクサスも大して変わりはない(どちらもトヨタ車)ということなんだろう。

 

今回の経験で、僕は投資家として大切なものをまた一つ学んだ気がする。

 

自分が思うほど、他人は自分のことを気にしていないのだ。

 

実際、投資で良い成績を出せていない人は、もれなく全員、損切りがヘタクソだ。損切りをするというのは、失敗を認めるということでもある。

 

自分の失敗が認められないというのは、見栄とかプライドとか、そういうものが邪魔をしている。

 

しかし、ハッキリ言って自分ほど自分の失敗を気にしている人はいない。

 

「長尾さん、レクサス売ったんだってー。事業に失敗でもしたんかねー(笑)」なんてことを気にしているのは、恐らく僕だけだった気がする。

 

それよりも、周りの人が見ているのは今の僕だ。

 

僕が昔、どんなに凄いことをやったかなんてことを気にする人はいないのと同様に、僕が昔、どんな失敗をしたのかを気にしている人も殆どいない、いや誰もいない。

つまり自分の最大の敵は、「失敗を恐れる自分」だ。

 

 

失敗って、多くの人にとってはとても怖いものだろうと思うんだけど、失敗したらやり直せば良いだけだ。

僕は失敗が怖くないのかと聞かれると、正直、今の僕は全然怖くない。それよりも僕が怖いと思っているものは、自分の可能性に挑戦しないことだ。

 

 

例えば、投資家の一つの目標が1億円だと思うんだけど(億り人なんて言葉もトレンドになってるみたいだし)、その程度で満足してしまうことの方が僕にとっては恐怖だ。

 

何故なら、僕が欲しいものの一番高いものは7億円で売りに出されているホノルルのリッツカールトンのコンドミニアムだ。

 

 

1億くらいじゃ全然足りないよね。

 

と言うか、1億くらいで何が出来るんだ?っつー話で、僕は折角の人生、やりたいことは全部やる。

 

何度も言うが、僕はこれまでやりたいと思ったことは全部やってきた。

 

僕が尊敬する孫正義社長の言葉を借りれば、多少前後したりすることもあるが、そんなものは誤差の範囲だ。

 

何が何でもやりたいことは必ずやる。

 

その為には、今回必要だった車はレクサスでもフェラーリでもなく、カローラがベストな選択だったと僕は思っている。

 

これはオマケだが、僕は投資家だ。

 

投資家というのは、生き方だと僕は思っている。

 

つまり、遊びの投資なら儲かりそうなもの(株とか仮想通貨とか土地とか)を探すだけで良いんだけど、生き方の場合は投資先の選定だけではなく、人生の全ての選択が間接的に投資結果に影響することを知っておくべきだ。

 

例えば僕は物凄く健康管理にも気を遣っているし、安全運転も心掛けている。

 

全ては投資の為だ。

 

安全かつ安価なカローラを買ったのも、当然、投資の為だ。