「欲しいものがあったらお金を貯めて買いなさい」という教え方は子供を将来ダメにする。

「欲しいものがあったらお金を貯めて買いなさい」

多くの人たちは子供の頃にそう教えられたんじゃないかなと思うんだけど、大人になった今でもその言葉を忠実に守る人、いや、守ってるつもりの人が割と多いんじゃないかな。

もちろん、何でもかんでもお金を借りて買い物するのが良いとは言わないんだけど、お金の「良い借り方」と「悪い借り方」が解っていない人が多いよね。

じゃ、「良い借り方」って何?「悪い借り方」って何?と尋ねると、自分で返せる範囲の借り方が「良い借り方」で、返すあてのない借り方が「悪い借り方」と考えてしまうんじゃないかな。

しかしこれは「良い借り方」「悪い借り方」以前の問題で、借り入れが出来るかどうかの話だからそういうレベルでしか考えられない人は、これから僕がお話しするお金が貯まる考え方をしっかり学んで欲しい。

以前、同窓会に出席した時のこと、旧友がロレックスの腕時計をローンで買ったと言っていた。

お前、欲しいものがあったらお金を貯めて買うタイプじゃなかったの?と聞いてみると、彼は「これは良いんだ、俺の仕事の励みになるから♪」とかなんとか、そんなことを言っていたんだけど、僕はこういう借り方が悪い借り方だと思っている。

何故なら、その腕時計は別に今すぐ必要なものでもなさそうだったからだ。

もちろん、中にはキャピタルゲイン(値上がり益)を目的に投資としてロレックスを買うという人もいるだろうが、彼はそうではなく自己満足の為だと言っていたんだから、あくまで消費目的の道楽な借り入れだ。

そういうものこそ、欲しけりゃお金を貯めてから買うべきものだよね。

実際、先の話に戻すと自分で返せる範囲で買ったということなんだろうから、じゃ、それだけお金を貯めることも出来るよね?って話だ。

結局のところ「良い借り方」ってどんな借り方なんだと言うと、僕は時間を節約する為の借り方だと思う。

例えば住宅ローンなんかは一般的な例だろう。

仮に3,000万円の住宅をローンで買うとすると、金利1%の35年払いだと大体85,000円ずつ返済することになる。

つまり、逆に言えば毎月85,000円くらいは貯金が出来るとも言えるわけだから、これで3,000万円貯めるまでに要する時間は約353ヶ月、29年5ヶ月先(この場合はローン支払利息分の年数が短縮されている)ということになる。

あなたが今、30歳だったとすると、夢のマイホームを手に入れるのは60歳前後ということになるよね。

仮にあなたが40歳だとすれば70歳、夢のマイホームより老人ホームの方が必要になりそうな年齢だ。

この30年という時間を短縮するのが住宅ローンだ。

要は金利を払ってあなたが3,000万円貯金するまでの時間を買うってことだね。

因みに先の例だと、あなたの30年分の時間を約550万円(これが総支払利息)で買うということになる。

この30年分の時間の値段が高いと思うか安いと思うかは人それぞれなんだけど、言い難いことをハッキリ言えばこれが高いという人は自分の生産性が低い人、つまり所得が低ければ低いほど高く感じ、逆に所得が高ければ高い人ほど安く感じるものだ。

但し、これはあなたが親と同居しているなり社宅に住んでいるなり、あくまで家賃が発生していない状況での話で、現実的には多くの人が家賃を支払っているわけだから、それらを考慮するともっと厳しい現実が見えてくる。

例えば家賃が現在50,000円とすれば、住宅資金の貯金に回せるお金は35,000円ということになるんだから3,000万円貯めるには857ヶ月、つまり71年後ということになる。

いくら人生100歳の時代とは言え、死んでる可能性の方が高いわ。。。

まぁ、こう考えると「欲しいものがあったらお金を貯めて買いなさい」では不可能だったことが、「欲しいものがあったらお金を借りて買いなさい」と言うと可能にもなる。

しかし、いくら住宅ローンとは言え、そんな大金を借りるのは怖いと感じる人も多いと思うんだけど、それは単に金融リテラシー(簡単に言えばお金と上手に付き合う社会人として最低限の知識、生活スキルのことね)が低いだけ、要は無知なだけの話だ。

人間というのは、自分の知らないことに対して恐怖を感じるものだ。

3,000万円のローンなんて、多くの人は人生に1度あるかないかの大借金なんだから何度も経験しているという人は本当に少ない。

本当に少ないというのは、ゼロではないということね、一応、言っておくけど。

だから住宅ローンが怖いというのも解らない話ではないんだけど、解らないなら勉強しろよってことだ。

これが「欲しいものがあったらお金を貯めて買いなさい」という教え方の結果だよね。

じゃあ、どう教えるべきなのかというと、「欲しいものがあったらお金を貯めて買いなさい」ではなく、僕は子供に「欲しいものがあったらお金を稼いで買いなさい」と教える。

ん?この話の流れだとお金を借りて買うんじゃないの?と思ったかもしれないが、そもそもの大前提として、僕らとその他大勢の一般人とはお金に対する価値の考え方が全く違う。

よく、「時は金なり」或いは「Time is money」という言葉は有名だけど、実践レベルで出来ている人は殆どいないよね。

だから自分の時間を安売りしたり、暇つぶしとかなんとか言って時間を無駄に過ごしたり、そんな考え方でお金が貯まるわけがない。

こう考えてみればよく解ると思うが、仮にあなたの時給が1,000円だとすると、1時間の暇つぶしは1,000円を捨てているのと同じ価値の無駄遣いだ。

或いは普段は1,000円のランチが500円で食べられるイベントなんかに遭遇して2時間行列に並ぶということは、自分の2,000円分の時間を無駄にして500円得するランチを食べるわけだから、結局1,500円分の価値を無駄にしたことになる。

ホントにバカバカしいほどの単純なことだけど、それでも多くの人は時間を無駄にしてでも目先の小銭を得しようと考える。

その理由は、時間は眼に見えないがお金は眼に見える、手に取ることが出来るからだ。

多くの人は眼に見えるものを失うことが我慢できないんだな。

だから「時は金なり」或いは「Time is money」という言葉は知っているけど実践できていない。

逆に僕を含む多くのお金を稼いでいる側にいる人たちは、お金だけでなく時間も自由に操ることが出来るわけだから、「時間を稼ぐ=お金を稼ぐ」と考えている。

つまり先の例だと、僕らはたった550万円で30年もの時間が買えるなんて安すぎる!と考えているからだ。

要は時間を安く買えたってことはお金を稼いだというのと全く同じ話だ。

だから僕は子供に「欲しいものがあったらお金を稼いで買いなさい」と教えるわけだ、将来、金融リテラシーの低い低所得者にさせない為に。


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ndustry4.0に非常に興味を持ち、フィンテックからアプローチしています。本業は会社経営、投資家、太陽光発電事業等多岐にわたります。